昨年の10月に関東地方を襲った台風19号。記録的な大雨をもたらし、甚大な被害をもたらしました。ある自治体では、市内を流れる川が危険水域に達したため、緊急情報をメールで知らせるシステムを用い、川周辺の住民に避難勧告を発令しました。同時に、英語、ポルトガル語でも同じ内容の発信を行いました。その際に自動翻訳ソフトを使用したため「川周辺に避難するように」とも読める誤った情報をそのまま発信しました。
幸い、その情報によって命を失ったり、怪我をしたりした人はいませんでしたが、外国語での情報発信の精度についての課題が浮き彫りにされました。グローバルな活動をしている企業にとっては、考えられないケースでしょう。しかし、決して自分たちと無関係な出来事ではないのです。
早急な対応が必要な緊急時の場面を想像してください。重要な行動のひとつに、クライアントの不安を最小限に抑えるために正確で、安心できる情報発信が必要となります。しかも、グローバル社会において、海外からの情報へのアクセスには万全の体制が必要です。間違った解釈をされないように、英語での発信には最大限の注意を払いたいものです。CMC Language Servicesは、緊急時の英語のサポートにもお応えしています。
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